なぜ、橋下市長は原発を容認したのか?
そもそも橋下氏は原発反対派のから嫌われることをしてきました。2つの矛盾から説明します。
「原発停止は反対」「大飯原発再稼働反対」、と矛盾する主張
3月27日、大阪市議会で市民グループ「みんなで決めよう「『原発』国民投票」の直接請求による「原発住民投票条例案」は橋下氏率いる大阪維新の会によって否決されました。
よって、原発は稼働し続けたままになったのです。しかし、大飯原発は再稼働反対と豪語していました。つまり、「原発停止は許さないが、原発停止を求める」といった矛盾した発言をしています。
「脱原発」と「核保有」の矛盾する主張
もう一つ矛盾するお話しがあります。
弁護士として多くのテレビ番組出ていた頃、「日本も核兵器を持つべきだ」という核武装論を述べていました。原発よりも危険な核兵器。橋下氏は欲しかったのでしょう。
原発は稼働したままになる
橋下氏は大飯原発の稼働について期間限定と言っていますが、本当に原発を停止するのか不透明です。
もし、火力発電所の一部が故障すれば、また電力不足になります。そのため、電力は余力を持って運用する必要があります。しかし、原発が止まれば、電力を安定供給できる保証がなくなります。そのため、本来は東京都の石原知事のように原発の継続を宣言する必要があります。
しかし、2012年夏の衆議院選挙で人気が出るように橋下氏は「脱原発路線」を演出する必要があります。
私の予想では、衆議院選挙後の秋頃に「冬の電力事情を考えて関西のため稼働し続ける」と、橋下氏は原発運転継続を宣言するでしょう。(あくまで私の予想です。)